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Google仕事検索(Google for Jobs)のおかげで、従来のように大きなコストをかけず”無料”で採用活動ができるようになりました。特に求人情報の掲載料に頭を悩ませていた中小企業の社員募集や店舗のアルバイトやパートスタッフ募集をお考えの方にとっては非常に助かる変化だと思います。

資金が潤沢な企業では、新卒者採用に一人あたり100万円以上のコスト設定をしていたり、優秀な人材を獲得するためにヘッドハンティング会社に頼み、年俸の30%にあたる数百万円の報酬を支払うことは普通のことです。

また、中小企業やベンチャー企業でも求人サイトや転職エージェントと契約し、人材獲得のために採用コストをかけることは一般的であり、必要なコストです。もちろん、これらの採用手法は優秀な人材を集め、企業の成長を促進するためには有効な手段です。

しかしながら、一定規模の企業や店舗ではどうしても採用コストは重くのしかかってきます。できることならば採用コストを抑えて効果的に人材獲得を行いたいものです。もしそのようなことが実現できれば、従来の求人サイトの掲載料や転職エージェントに支払っていたコストを別の事業に投資したり、現在働いている方達の待遇を良くすることもできます。

OLLでは実際にGoogle仕事検索を活用したことで、多くの応募者の方とお話をする機会を頂き、一緒に働いてくれる社員を採用することができました。弊社の事例とともに、WEBを活用して採用活動を行うにはどのようなことをすべきかをご紹介致します。

Google仕事検索(Google for Jobs)とは

アメリカでは先行導入されていましたが、2019年初頭に日本でも正式導入をされたGoogleによる求人掲載情報です。今までのように検索結果にそのまま各社の求人情報を表示するだけでなく、Googleが求人情報のデータをまとめ、仕事を探している人にとって適切な情報を提供するようにしたものです。

一般的に求人情報と言えば、『リクナビ』や『マイナビ』などの求職サイト、『タウンワーク』などのバイト情報サイト、バイト・仕事探しでお馴染みの『indeed』などの求人検索サイトをはじめ、多くのサービスがあり、加えて転職エージェント、リファラル採用サービス、コンテンツ投稿型の『ウォンテッドリー』と種類も様々に色々なタイプの求人・採用サービスがあります。

これらのサービスも基本的にはGoogleやyahoo!で検索をするとみつけることができていましたが、Google仕事検索(Google for Jobs)が始まったことで仕事を探している人の行動に少し変化がおきています。

その最も大きな変化は見た目です。

Google仕事検索(Google for Jobs)の求人情報は、仕事を探している人が仕事を検索した場合に、通常の検索結果ページに特別な枠として、興味や関連性が高いと思われる求人情報を表示します。

一般的には広告を除いた上位の枠に掲載されていることが多いため、今まで見てもらうチャンスが少なかった企業の求人情報も目に止まるようになりました。特に「杉並区 求人」や「杉並区 採用」のような地域情報に基づく表示にとって大きなインパクトが出てきています。

Google仕事検索結果

出典:Google Japan Blog

二つ目の変化は採用活動の進化です。

すでに先行している大手企業などでは、採用活動において特化した採用サイトを特設したり、データの活用やブランディングなど、人事の領域を越えてマーケティングの領域で多くの施策を展開しています。また、採用管理システムであるATS(Applicant Tracking System)を活用し業務効率化が図られています。

日本ではまだ未導入ですが、Google仕事検索(Google for Jobs)に連動する採用管理システム『Hire by Google(グーグル採用管理)』や求職者と教育機関やジョブトレーニングをつなぐ『Pathways』というサービスもあります。

今までのように求人情報をただ単に求人媒体に掲載するというやり方だけでは、求める人材の獲得は難しくなり、費用も効果的に活用することができなくなってしまうかもしれません。

Google仕事検索(Google for Jobs)を利用した成果

以前は求人媒体や転職エージェントなどに支払う採用コストを考えると二の足を踏んでしまい、採用活動に時間やお金をかけることがなかなかできませんでした。もし人材がいればこの仕事を受注できたのに、こんな展開ができたのに、と思うこともありました。

それが変わりました。

怪しい自己啓発セミナーのような表現ですが、実際に採用環境の状況が変わったことが体感できました。弊社では類似する職種や同業他社に比べて、小さい規模であり、魅力的な金銭的オファーを出すことはできません。また、ランチラウンジが使い放題だったり、家賃補助があったりと充実した福利厚生を提供することも困難です。

お金も待遇も魅力がなく、会社名も聞いたことがない。そもそも、その存在をみつけてもらうこともできない。八方塞がりとはこのことです。

しかし、弊社はGoogle仕事検索(Google for Jobs)で変わりました。

二回言うあたりが怪しさUPですが、本当です。まず、弊社を知って頂くためにWEB上に情報をきちんと載せ、弊社が行なっていること、方針や考え方をお客様だけでなく、仕事を探している人にもお伝えできるようにコンテンツを用意しました。

それだけでは、所謂「陸の孤島」で誰も見に来てくれません。WEBマーケティングにおけるSEOという分野になりますが、その一環として記事コンテンツを増やしました。そしていよいよGoogle仕事検索(Google for Jobs)の設定です。まず募集する採用情報ごとに個別の採用ページを作成し、Googleが認識するための構造化データのマークアップを行いました。

さらに、Google仕事検索(Google for Jobs)に掲載される『Indeed (インディード)』、『engage(エンゲージ)』、『ジョブオプLite(ジョブオプライト)』などの無料のサービスの登録・設定をしました。

その結果、様々な経路から掲載料金”0円”でたくさんの応募を頂き、人材獲得をすることができました。当然ながら採用ができたからといって満足をすることなく、獲得した人材と共に事業を拡大し、引き続き皆様のお役に立てれば幸いです。

今後の採用活動において企業が実施すべきこと

レストランや居酒屋を探す時にそのお店の評価や評判を事前に調べ、口コミを参考に意思決定する方も多いのではないでしょうか。それと同じことが仕事探し、バイト探しの世界でも起こっています。面接の際にお話を伺ったみなさんが仰っていたのは、待遇面などの一般的な求人情報に加えて、「会社名×口コミ」や「会社名×評判」で調べてから応募するということでした。

その会社が「どういうことをやっているのか、どのように考え業務を行なっているのか」などの情報や「働いている人がどんな人で自分に合うのかどうか」などの人間関係に関わるコンテンツは採用ページなどで確認した上で、それらが実際には本当であるかどうかをチェックしているとのことです。

特に飲食店の方にとってはネットの口コミがどれだけ売り上げに影響があるか実感をされていると思います。ステマが問題になったりインフルエンサーマーケティングが流行るのもこういった流れの中の一環でもあるでしょう。

自社の情報を検索してみて情報が簡単に見つからない場合否定的な意見や口コミがある場合は、何らかの手を打たないと、採用活動や業務においてお取引先との関係にも影響が出てくるかもしれません。HPを制作したり、SNSでの情報発信やコミュニケーションを行うことは人事・採用活動においても重要なことであると思います。

WEBを活用した採用活動において実施すべきこと

  • WEBサイトで企業の理念や方針など情報発信を行う。
  • 仕事を探している人とコミュニケーションが取れる手段を用意する。
  • 求人情報や企業の情報が仕事を探している人に届くようにする。
  • 人事をマーケティング領域として考え、新しいサービスを活用する。

OLLでご提供している採用サポート

株式会社OLLは杉並区のWEBマーケティング会社として活動しております。HPを作ったり、インターネット広告代理店としてSEOやSEMなどの集客施策や動画やコンテンツマーケティングによるPR施策をご提案しています。

その一環としてマーケティング領域として考えられる採用活動において、Google仕事検索(Google for Jobs)を活用したメニューをご用意致しました。杉並区の企業様や店舗様を中心に採用ページの製作、設定や登録作業の代行を月額料金ではなく売り切り型で安価にご提供をしております。

WEBを活用した採用活動、地域に特化した採用活動をご検討の際はぜひ一度お声がけを頂ければ幸いです。

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